十数年前までは、男性向け専門雑誌に取り上げられていたパーソナルトレーニングですが、今では女性ファッション誌に違和感なく、 当たり前のように取り上げられ、頻繁に特集を組まれるまでに認知･定着したパーソナルトレーニング。

元々、野球やサッカーなどのプロスポーツ選手をトータルにサポートする特別な存在でしたが、近年、アメリカのハリウッドスターやモデルといった多くの有名セレブが、パーソナルトレーニングを取り入れていることが話題に。その影響を受けて日本でも著名人がこぞってパーソナルトレーニングが取入れられ、今では、性別、年齢、職種を問わず、一般の方にまで、急速に認知度を上げてきました。

フィットネス先進国の本場アメリカでは、パーソナルトレーニングと言えば、ウエイトトレーニング(筋トレ)が主流。 マシントレーニングよりも、フリーウエイトトレーニングの方が、断然効果が高く(※1)結果も出やすいのですが、その分、怪我のリスク(危険度)も高くなります。

そのため、パーソナルトレーナー資格所持者の指導者の下、適切な指導を受けることで、安全性が高まり、更に効果の高いトレーニングが行えることからパーソナルトレーニング人気が急速に高まってきた所以です。

※1：マシントレーニングは、レールやガイドワイヤーなどで固定されているのに対し、フリーウエイトトレーニングは、軌道が固定されることなく自由な方向に、不安定な状況で動作対応しなければならないことから、マシントレーニングでは鍛えきれない筋肉にも刺激を与えることが出来ます。

パーソナルトレーナーとは、運動におけるトレーニング指導の専門的職業で、一般の方の健康増進から、アスリートの競技力向上を目的とした契約クライアントと、マンツーマン(1対1)で行う指導者のことです。

契約クライアントの個々の目的に合わせたトレーニングメニューを立案、トレーニング内容を個別考察・調整指導しながら目的に向かって一緒にトレーニングを行います。

具体的には、個々の目的に合わせて得意分野をさらに伸ばし、逆に不得意分野を克服する指導など、個々に異なる体力や筋力、性格、ペース、トレーニングメニューなど考慮された指導を受けられることが、マンツーマン(1対1)指導ならではの魅力です。

そして、指導に必要な運動生理学や解剖学、運動心理学、栄養学など最新の科学に裏付けされた豊富な知識と豊富な指導経験、更には、その人が持つ人間力をもとに、専属のアドバイザーとなり契約クライアントの目標に向けて先導させて頂くパートナー が、パーソナルトレーナーです。

パーソナルトレーナーをつける最大のメリットは、｢個人差のあるカラダの状況に合わせ的確に、そして迅速に対応できる｣。 つまり、｢融通がきく｣ ということです。

筋力、筋バランス、カラダの歪み、骨格バランス(骨盤、肩甲骨、XO脚･･･)、姿勢など想像以上に個人差があり、時には、カラダのアンバランスから起こる、誤ったトレーニングフォームが現在の症状を更に悪化させてしまうことさえあります。

誤ったトレーニング種目の選択や自己流のトレーニングフォームでガムシャラに頑張っても大きな成果を得ることはできません。 むしろ現段階では、時期尚早で、何もしない方が良い部位orストレッチを多用するほうが良いカラダの状態なのかもしれません。

特に、女性の場合は、男性と比べて、カラダを動かす機会が少ないために、筋力が弱く、体力もないた

め一般的な一辺倒のトレーニングメニューでは対応しきれないことが多く努力が報われず、途中で挫折してしまう という結果になります。その点、パーソナルトレーニングなら心配無用。個人差のあるカラダの状態に合わせて、その都度、改善・向上が必要な部位に対して迅速なアプローチが可能となり、非常に効果が出やすい という点が、パーソナルトレーナーをつける最大のメリットです。